ワイルド・スピード Wiki
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ローマンは、LAでファミリーによって執り行われた、デッカード・ショウに殺害されたハンの葬式に出席する。
葬式の最中、ローマンは「もう誰の葬式はいやだ」と悲しむ。「約束してくれ、もう葬式はないって」とブライアンへ問うと、デッカードの葬式だけが一度あると元気付けられた。

葬式にデッカードが現れると、ハンの復讐に燃えるドムは車で追った。車での正面衝突をし、最初の直接対決をしようとしたその時、ミスター・ノーバディーがチームを引き連れて登場し、デッカードは逃れる。アメリカ政府に属する秘密工作組織の長である、ミスター・ノーバディーはドムにハッカーのラムジーと“神の目”の奪還の取引を持ちかける。最強の追跡装置である“神の目”を使用すれば、ハンの復讐相手であるデッカードも見つけられるという言葉に誘われ、ドムは取引に応じる。
ドムが応じることを見込んでいたミスター・ノーバディーは、話が済む頃にはファミリーを基地へ集めていた。

テロリストのジャカンディに拉致されたラムジーを奪還作戦が行われるのは、彼らの移動経路であるアゼルバイジャンのコーカス山脈。
たまには意見を言いたい、ローマンが作戦会議でどこで仕掛けるべきか意見すると、それに仲間たちも納得する。隙のない経路を選んだジャカンディたちにドムたちが取った作戦は、空からの奇襲だった。空から飛び降りることは予定していなかったローマンは尻込みするが、テズに車を操作され地上へと落下していく。仲間たちに追いつくと、デッカードと競り合っていたラムジーが乗せたドムの車を援護した。
奪還作戦は無事成功するが、ラムジーが作成した“神の目”は彼女の手元にはなく、回転制御機に隠しアブダビの友人サファーに送られていた。女好きのローマンは、想像していたハッカーらしからぬラムジーのグラマラスな美ぼうに驚く。

アブダビに訪れた一行は、サファーより回転制御機をヨルダンの王子に売ってしまったことを聞く。取り戻す方法は、王子の車がある、その夜開催されるパーティー会場に潜り込むことのみ。
ドムたちはドレスアップして、超高層タワーの最上階で行われるパーティーに繰り出す。“神の目”は、最高速度は390キロで防弾仕様の、世の中に7台しか存在しないという貴重な車のパーツに使われていた。仲間の侵入を周囲の目からそらすため、ジョークを飛ばし客の前で芝居をうつも、レティが警備に気づかれてしまう。混乱のなか、ファミリーを追ってデッカードも登場。この状況を脱出するためにドムは、ブライアンとともに王子の車に乗り、超高層タワーを壁を破って飛び移る(ブレーキも効かない!)という決死の手段で、“神の目”を取り戻した。

約束通り、ミスター・ノーバディーから“神の目”を使用することを許されたドムはデッカーの隠れ家を突き止める。ドライバーであるファミリーを殺し屋にしたくないドムは、一人で乗り込もうとするが、ブライアンは見抜き、ミスター・ノーバディーとともに向かう。この時デッカードは、“神の目”を悪用しようと企むテロリストのジャガンディと手を組んでいて、ドムとミスター・ノーバディーを返り討ちにあい、“神の目”はジャガンディの手に渡った。

LAでの最終決戦、ドムとファミリーは入念な準備のもと、闘いに挑む。ローマンはプロの傭兵との闘いになるのに銃もないと怖気づくが、ドムからLAのストリートが味方だとさとされる。
作戦は、ジャカンディが持つ“神の目”をハッキングし無効にさせること。命を狙われているラムジーをファミリーの車から車へと移動させながら、ハッキング完了まであと少しのところまでいくが、信号を発信していた塔を爆破されてしまう。ブライアンの活躍により、携帯電話の中継アンテナで代用して、ハッキングも完了し、“神の目”を無効にするも、ジャカンディの攻撃は続き、ローマンとテズも無人攻撃機ドローンに苦しめられた。
病院から急遽助けに駆けつけたホブスの弾も尽きた時、デッカードを倒したドムは最後の賭けに出る。手榴弾の入った袋を持ち、ジャカンディのヘリコプターを目がけ、ビルの屋上からダイブ。ヘリコプターは手榴弾で爆発するが、ドムも車の中で瀕死の状態となっているところをファミリーたちにより助け出される。レティが人口呼吸をしても息を吹き返さなかったが、彼女の腕に抱かれついに「記憶を取り戻した」と告げた時、ドムも蘇る。

穏やかな浜辺で、ラムジーを加えたファミリーが集合。ブライアンとミアとジャックが、波打ち際で仲睦まじくする姿を皆で見つめる。ブライアンの居場所は家庭だと誰もが感じた時、何も言わずに立ち去ろうとするドムに、ラムジーが「さよならも言わないの?」と尋ねると、「別れなんかない」と車で走り出す。

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